第1回は、あまおう苺ができるまでや、農家の方々の思いをお聞きしました。
今回は、あまおう苺を生み出した地元の魅力に迫ります!
いったいどんな出会いがあるのか、楽しみ。
神社は厳かなイメージですが、「恋木神社」は、乙女心くすぐるピンク!ピンク!ピンク!
恋木神社は、「恋命(こいのみこと)」が祀られている日本でただひとつの神社です。「良縁幸福の神様」、「恋の神様」として親しまれており、日本全国からお参りに来る人が絶えないそう。女性だけでなく、男性の参拝者も多いんだとか。
もともと、菅原道真公が太宰府で生涯を終える時、天皇や都に残した妻子への強い思いを慰めようと祀られたと言われています。
また、神社の家紋と言われる、社紋がハートマークであることから、神社にはハートマークが散りばめられているんです。
恋木神社は、恋愛だけでなく、夫婦愛や仕事の縁などあらゆる良縁を結んでくれると言われています。
参拝者の人から、素敵な報告も絶えないそう!
実は、恋木神社は、”ふたりだけの結婚式”を挙げることができるんです。恋木神社をきっかけに結ばれたカップルが、ココで結婚式を挙げることもしばしば。
恋木神社の参拝者は、恋みくじを試したり、恋木絵馬に決意表明を書かれたりする人が多数。
恋みくじは、2・3・10・11月は、おみくじの色がピンクに変わります。
せっかく行くなら、ピンクの恋みくじを引いてみて!
もちろん、良縁祈願のご祈祷もお願いできます。
取材に行った日も、祈祷をお願いする女性が!
新婚の私は、夫婦仲を祈願するために、神主様に祈祷していただきました。
「神様へのお願いは、どうやったら一番届きますか?」という欲張りな私の質問に神主さまは……
「神様がすべて叶えてくれると、頼り切ってはいけません。神様へは、ご自身の決意表明をするつもりで心の中で唱えてください。具体的にイメージすることで、その後の行動に繋がります。何事も行動を起こすことが大切です」
ご、ごもっとも(笑)!
神様は、頑張る人の味方。しっかりとした気持ちを伝えたら、いざというときに背中を押してくれることでしょう。
高さ30センチ越えのボリューム満点な「恋♡パフェ」は、地元の人も足繁く通う『CAFE&PARFAIT RESTAURANT Woody』の看板メニューです。
たっぷりベリーが詰まったフルーツ&ベリーパフェは、フレッシュなフルーツと爽やかな甘さのアイスのコラボに、ついついスプーンが止まらなくなる!恋人や友達、家族とシェアしたら、食べ終わるころには自然と距離が近づいているかも…♡
ハート型の紅白もなか。見た目がかわいいだけでなく、縁起も良さそう!抹茶といちごの2種類の味が楽しめます。
ほのかに甘い餡と、さっくりとしたもなか生地の相性は抜群!「恋が叶いますように」とお願いごとをしながら食べちゃう?
しかも、こいのきもなかには、「恋のお告げ」が付いているんです。恋愛運試しに購入しても楽しい♪
御菓子司 船小屋で500円で販売中。実は、恋木神社でも購入できるので、寄ってみてね。
恋のくに・筑後市では、市内の飲食店を中心にグルメや雑貨・エステなど”恋”をイメージさせるメニューを開発しています。
それらの店舗情報が詰まった「恋グルPASS」を片手に、散策するとさらに恋愛へのモチベーションがアップすること間違いなし♡
恋木神社にある、「恋むすび夫婦雛」。女性は男性 側を、男性は女性側を触ると、ご利益があるとか!? 夫婦やカップルで手を当てると、いつまでも仲睦ま じくいられると言われているそうなので、次回は夫 婦で来たいと思います!
ひろかわ藍彩市場からの紹介で、「絣手織元 山藍」さんへお伺いしました。200年以上の歴史を持つ、久留米絣の工房はレトロな雰囲気。今回私は、こちらの工房で藍染め体験をさせていただきました。職人の柿原真木子さんに教えてもらいながら、地元広川町の伝統技術に初挑戦!
久留米絣は、糸を染め様々なデザインの模様を手織りで作り上げます。体験では、白いハンカチを使って藍染!ハンカチの折り方によって完成した時のデザインが変わっていきます。さぁ、どんな模様になるかな?
藍瓶の中では、色素の素となる藍を発酵させるため冬場は瓶を温めているんです。瓶につけては絞るを繰り返すうちに、白かったハンカチがみるみる濃い青色に。
どんどん色がついていくので、やめどきがわからなくなりそう!
最後にハンカチについた茶色いアクを、水で洗い流して完成です。水に浸した瞬間、ぐっと青さが現れることに驚き!柿原さんによると、水の中の酵素が、より藍色に変化させるんだとか。
また、「山藍」では手織り体験もできちゃいます。久留米絣の複雑なデザインは、なんと手作業で作られているそう。デザインを元に染色された糸を紡いでいく作業は、とても繊細で巧みな技術が必要で、久留米絣の良し悪しを左右するといわれています。
古き良き日本の風景を作り出してくれるすだれ。100年以上続く「八女すだれ」は、福岡県知事指定の特産民工芸品。特別に、鹿田産業の八女すだれ作りを拝見しました!すべて手作業で行われる現場には職人の顔がずらり。
「すだれ」と聞くと、平安時代の貴族の屋敷のイメージが浮かびます。
高貴な日本の空間を演出する上で、厳かな存在感を放つすだれ。なかでも「八女すだれ」は、歴史ある逸品です。
現在では、神社やモダンな和室の空間演出に使われています。「八女すだれ」の幅は、部屋に合わせて作る為、数10センチから数メートルまで様々。鹿田産業では、多様な用途に合わせてオーダーメイドの方式を取っているそう。
家の和室にも1枚取り入れることで、ぐっと洗練された空間に!
手で編むことが「八女すだれ」の特徴の一つ。1本1本を編み合わせていく作業ももちろん、職人さんの手によって行われます。
竹は本来、しなりがあるのでただ並べるだけでは垂直なすだれを作ることができません。
すだれがまっすぐ垂れるように、職人が都度編み上げる位置や竹の表面を確かめながら行うのです。
編み上げたすだれを、華やかな布で縁取り完成!
1本1本の竹と向き合いながら、丁寧に仕上げられていました。
久留米絣の手織り体験。ベテランの山村文子さん は、シュシュっと手早く織り進めていくので簡単そう に見えますが、素人の私はスピートも遅く、編み目 もまばらに…(笑) キレイなデザインを織るためには。絶妙な力加減 が必要だそうです!
福岡県八女市は、日本でも有名な玉露の産地です。量よりも質に重きを置いた八女の茶葉は、一つ一つが大きく育てられます。八女茶は、味が濃厚で、甘さを喉で感じられるほど。苦みや渋みが少ないため、緑茶の中でも高級茶として長く人々に愛されてきました。
今回は、江戸時代から続く「このみ園」に足を運びました。明治には、外国にも日本の緑茶を広めていたそうで、店内の趣ある雰囲気についつい時間を忘れてしまいそうに……
このみ園では、八女茶の美味しさを決める、焙煎の作業は今も手で行われています。炭火の上に、八女の和紙を載せ茶葉を焙煎。
じっくり50〜60分かけて分かけて、茶葉の芯まで温めます。
職人が手触りや茶葉の流れを見ながら、適切な焙煎具合を見極めます。天候や気温、湿度によって仕上がりのタイミングが毎日異なるため、この作業は機械ではできません。
※今回は、特別に拝見させてもらいました。このみ園では、不定期に展示が行われるそうです。
いいものは、どんなに時が経っても魅力的だと話す、このみ園の店主。
八女茶だけでなく、店内の雰囲気も昔ながらの良さを残しながらリノベーションしているそう。
今回は、お茶のおいしい淹れ方のポイントを教えてもらいました!
「ポイントは、温度です。八女茶の中でも玉露と言われる高級茶は、実は50℃くらいのお湯で淹れるのがいいんですよ。味が濃厚なので、温度が低めの方が風味や味わいをしっかり感じることができます。お茶にはそれぞれ適温があるので、種類に合わせてお湯の温度を調整してみてください」
八女市福島町には、昔ながらの街並みが残っています。かつて城下町として、商工業が集まっていた八女市には、今もその頃の伝統が大切に保存されています。
今回、ボランティアガイドの山田泰畦さんに案内していただきながら、街を散策しました。
散策中、八女市に残る「堺屋」へ見学に行きました。商人が建てた家には、家の繁栄を願った縁起の良い作りがいっぱい。
例えば、1部屋の空間を「10畳半」や「7畳半」など一見中途半端な間取りで作っています。これは、「商売繁盛(ハンジョウ)」を願ってなんだとか。
また、部屋の内装もあえて黒にすることで、「黒字」を祈願しているそう。
そんな小話を聞きながらの散策は、まるでタイムスリップしたような気分を味わえます!
地元の歴史をよく知るガイドさんの話は尽きない! 城下町の賑わいや、商人たちの思いが色濃く残る 街並みがいつまでも保たれていくことを願わずに はいられません。 八女市のお茶にもハマりそう♪
おいしいあまおう苺を育む地元は、人の優しさと笑顔がいっぱい!地元が誇る伝統工芸は、これからも引き継がれていってほしいと思わずにはいられませんでした。