収穫の時期真っ盛り!
たくさんの人に採れたての新鮮なぶどうを味わってもらいたい。大切な人に自分たちの手で本当の意味で「産地直送」をしてもらいたい。
そんなシェアハピマインドたっぷりなイベントが今年も開催されました。
三連休の真ん中。今年はあいにくの雨模様でしたがそんなことはものともせず、多くの人が集って大盛り上がり。
試食はもちろんぶどうの粒当てゲームやぶどうのスイーツなど・・・
ぶどうづくしのイベントに参加してきました!
当日は朝からあいにくの雨・・・。
少し心配していたのですが会場に着いた瞬間、そんな心配は無用だったことがわかりました。
入り口にはすでに、入場を待つお客さんの長い列。新鮮で美味しい様々な種類のぶどうを、産地価格でGETできる!となれば、ファンの方は雨さえも味方に付けてしまうのです。
長靴やポンチョ、カッパなど雨対策もバッチリでまさに“夏フェス”のような盛り上がり。入場を今か今かと待ちわびていました。
入場を待っているお客さんに試食用のぶどうが配られたりと主催者の気配りも嬉しい。試食をしながら、何を買おうか迷っているのかな?それとももうすでにターゲットは決まってるのかな?
入場開始!の合図とともにスタスタスターーっと皆さんお目当てのぶどうのコーナーへ。
「今年はこれが甘いよ!」
「せっかくここで買うなら種ありぶどうもオススメだよ〜」
なんて元気な声が飛び交います。
「ほら!記事書くならまずは味わってみなきゃ!食べて食べて」
なんて言われたらそりゃぁもう、いただくしかない。
ニンヤリ笑顔で私も早速・・・試食。
濃厚な巨峰、ナガノパープル、シャインマスカット・・・
次々に味見をさせてもらいました。
最近はお店ではあまり並ばなくなってしまった種あり巨峰。
種の周りが少し酸味があり、味のグラデーションに感動。
美味しすぎて、ついつい、「・・・もう一個いいですか?」
「ははは!美味しいだろ?どうぞどうぞ〜」
そんなやりとりが楽しい。
会場は家族連れやカップル、地元のおじいちゃんやおばあちゃんで賑わっていました。
「どちらから来られたんですかー?」と声をかけたご家族は東京から。
「毎年楽しみなんです。すっかり恒例行事。この後温泉に入ってのんびりする予定です」とのこと。
お子さんたちは試食のぶどうで口いっぱいに!
こちらの楽しそうな2世代ご家族は、今徳島に転勤されている
息子夫婦がぶどう祭に合わせて帰郷。
お嫁さんも一緒に地元信州の旬のイベントを堪能していました。
立派な房を持って、みなさんでハイ、チーズ。
地元の方はもちろん、東京や宮城から来たというご夫婦も。
人々の「ぶどう愛」はどこまでも行動力につながるのですね!
ぶどう祭には来場者が楽しめる様々なブースも用意されています。
かき氷コーナーではぶどうの種類ごとに作られたソースをお好みでかけることができます。ここだけで食べられる特製かき氷の完成!
子供も大喜び!自分の顔のサイズほどあるかき氷を楽しんでいました。
豪華“信州ぶどう”賞品が当たる「粒当てゲーム」に私も挑戦!
カゴの中にいろいろな種類のぶどうが入っていてその総合の粒の数を当てるというゲーム。
一房ずつ大きさも粒のつまり具合も違うので意外と難しい・・・。
取材で見てきた房を思い出しながら・・・当たりますように!
みなさん真剣な顔で回答していました。
地元とつくる地元ポッキー「信州巨峰」のブースもありました!
たくさんの人にポッキーになった美味しさを伝えたいと並んでいる来場者にグリコの社員が試食を配布。
手書きポップを書かせていただき私もちょっぴりお手伝い。
地元の美味しい巨峰をそのまま濃縮したこの美味しさが、旬の味を合わせて少しでも多くの人に伝わるように願いを込めて。
イベント会場で出会った皆さんに「この後のご予定は?」と聞くと皆さん口を揃えて
「このへんは良い温泉が多いからそれも楽しみの1つなんです」と教えてくれました。
ぶどう祭からの温泉は定番コース化している模様。
ならば私も・・・!と山の上の方に向かいました。
訪れたのは豊かな温泉が連なる信州高山温泉郷の1つ七味温泉、紅葉館。
森の中の静かな心落ち着くお宿です。
その温泉はもちろんですが、野生のタヌキが出没することでも知られています。
取材中も、ふと外に目をやると・・・
つぶらな瞳でこちらを見つめていました。
お湯は硫黄たっぷりの濃厚な白濁湯。
体の芯から温まり、肌にとろりと優しい感覚。
秋には露天風呂の外が一面の紅葉に。
そう、それがこのお宿の名前の由来。
紅葉シーズンにまた来ると誓ったのでした。
大盛況のぶどう祭。その成り立ちや想いを笑顔の素敵なJAながの須高ブロックのぶどう部会長さんにお伺いしました。
今年で5回目となったこのイベント。最初は地元の皆さんが全国にいる親戚や大切な人に「故郷の美味」を送れるように、ということで始まったのだそう。
“地のモノ”の良さや美味しさが少しずつ色々な人に届き、今では地元だけに留まらず全国から
イベントに足を運んでくれる人が増えたのです。
「全国本当に遠くから足を運んでくれる人がいる、と思うとぶどう祭は今後もやめるわけにいかないよね!」なんて嬉しそうに話してくれました。
新鮮なぶどうを手に入れられるという事以外にも、実際に生産者の人と触れ合えるのもイベントの醍醐味。
「丹精込めてつくったぶどう食べてってよ!」とか「今年も楽しみにして待ってたの!」とか、そんな交流ができることが、長野のぶどうが人と人、人と土地を繋ぐ大事な価値の1つになっているのかもしれません。
今回ぶどうの栽培から収穫までと、そこに携わる人、空気、土地。それを感じることで、1粒の向こうに長野の大地や、畑に立つ生産者の笑顔が見えてくるような気がします。
地元ポッキー「信州巨峰」には産地の皆さんの想いが
凝縮されて詰まっています。
ポッキーという形に変身した巨峰の美味しさが、
たくさんの人に長野のハッピーと笑顔を届けている、
そういう意味でのシェアハピなのだと改めて感じました。
長野の人々の笑顔と巨峰愛に満ちた地元ポッキー、手にとって
ぜひその温かさを感じてみてください。
3回の取材を通して長野そして巨峰がより一層好きに。
スーパーに並んだ巨峰を見てニヤニヤしています。