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宇治抹茶篇

第2回 #宇治 地元発信の魅力がいっぱい

宇治から聞こえたあたたかな
「いらっしゃい」

休日は多くの観光客でにぎわう宇治の町。
平等院など歴史的な建造物も多く、昔から旅人が多く立ち寄る町でした。

地元の方は、いつでも笑顔で人々を出迎えてくれます。
今回はそんな宇治の人々、そして彼らがこの地で守ってきたものをご紹介します。

とれたて通信専属レポーター

宇治の人々のあたたかな
ココロに触れました。

修学旅行以来の宇治散策ですが、あのときとは違う目線で、町と人と触れ合えるのが楽しみです。

取材 / 小林有希 (こばやし・ゆき) 元アパレル・バイヤーの、アート好きフリーライター。ポッキーは2本一気食い派。

UJI CREATE はじめてのお抹茶は、ほろにが…。

不格好なお抹茶に、
インストラクターの方も苦笑い

5月の緑が萌える茶摘みの時期、お抹茶体験をしました。不器用な私にも、インストラクターの方が優しく指南してくれます。

お茶は80度を超えると、渋味が強くなってしまいます。そのため、抹茶の粉を常温の水で溶かしてから、お湯を加えます。

茶筅を立てて粉を混ぜますが、なかなかうまくいきません。思わず、お椀を支える左手に力が入ります。
抹茶が混ざったら、上の泡を茶筅で撫でて完成。すると、表面の大きな泡がつぶれ、口当たりがクリーミーになります。

いただく前に、お碗の柄が口に当たらないように、右手で茶碗を回します。茶菓子の甘さは、お抹茶の爽やかな苦味にぴったり。

しかし、飲み終わった後にがっくり。 茶碗の底に、だまになった抹茶が……。 まさかの失敗? 精進してリベンジしたい!

TOURIST SPOT 地元から生まれる、観光地・宇治の味

かやぶき屋根が見守る老舗の
抹茶スイーツ

お抹茶体験で、スイーツ欲に火がつき、甘味探索へ。商店街から平等院まで、多くの店が立ちならび、どこも大混雑の様子。

かやぶきの屋根の素敵なお茶屋さんを発見。どうやら150年続く老舗のようです。お店番をしていたおばあちゃんが、優しく話しかけてくれました。

「後ろに生えている松の木も、130年くらい(の樹齢)なんじゃないかしら?(旦那の)おじいさんのときは、着物でお店に立っていたのよ」

ぷりっとした茶だんごに、食感が新鮮な抹茶寒天のあんみつ。アイスがすこし凍った抹茶フロートもあります。
お孫さんの素敵な笑顔は、おばあちゃんにそっくり。

口に含んだら笑顔が溢れるような、 宇治に伝わるやさしい味。 ごちそうさまでした。

地元と、観光地・宇治の味が
ひとつになった
抹茶豆乳ソフト

商店街のほうを散策していると、
裏通りに「抹茶豆乳ソフト」の文字を発見。
はにかみ顔で迎えてくれた、豆腐屋のご主人・松井さん。店先には豆乳やおからのスイーツや惣菜が並んでいます。

お待ちかねのスイーツは、白い豆乳ソフトに抹茶の粉が、ふんだんにかかった贅沢品です。
豆乳のすっきりとした甘さに、抹茶の苦味もしっかりと効いた大人な味。食べすぎた後でも、ほおばってしまいます。

こちらのお店も、創業約100年の老舗店。松井さんのご家族は、毎朝5時から休むことなく、豆腐を作り続けてきました。

そんなあたたかい地元の味と、宇治の歴史ある味が合わさったとき、ここでしか食べられない唯一無二の味になります。
遠方からのお客さんが、ついつい足を運んでしまうのも頷けますね。

あまりにも美味しそうだったので、 豆乳ドーナッツも購入。   ダイエットは明日から。

ANTIQUE SHOP 宇治をそのままつめこんだような骨董屋

「全部おじいちゃんが
拾ってきたものなのよ」

店内には、古布や茶道具、ステンドグラス。
見入ってしまうコレクションは、全部おじいちゃんの拾い物だと、笑って話してくれたのは、創業者であるおじいちゃんの娘さん。

もともと藍染などの江戸古布のリサイクルから始まったお店。次第に、友人の蔵のものを預かるなどして、骨董品屋に変化したようです。

「もう、おじいちゃんぼけちゃって……。でも死ぬまでお店に立つんだって聞かないのよ。だから私もお手伝いをしているの」
おじいさん手作りの前掛けも「これいいでしょ」と自慢したり、娘さんの表情や口調には、やさしさがにじみ出ています。

お店も、お二人も温かくて、ついつい長居をしてしまいました。
笑いが絶えないひと時を過ごすことができる場所です。

「これはうまい。 お茶の味がしっかりしてる」と おじいさんの御墨つき! の地元ポッキー

UJI KNOW 宇治川から知る「源氏物語」の情景

水の量も多く、流れが激しい宇治川。
昔、豊臣秀吉が堤防を建造するまで、町に水が流れ
込むこともありました。

川にかかる、朱色の朝霧橋は初夏の緑に映えて綺麗。
散歩道では、青々とした葉が京都の日差しをやわらげてくれます。

TEA UTENSILS 宇治の茶器にかくれた家族の絆

100年越しのバトンを受け、
命が吹き込まれる朝日焼

茶器・朝日焼の窯元さん。400年の伝統を誇るその技術を、松林さんが丁寧に教えてくれました。
魅せられたのは、「鹿背(かせ)」という、鹿の背中の模様のような陶器。内側の淡い青、外側の模様のはかなさに、目が奪われます。
「孫のために土を掘る」といわれる朝日焼は、100年以上前に掘ってねかせた、宇治の土から作られています。

松林さんの旦那さんが当代15代目。
長男の佑典さんが、日本の伝統技術を広めるプロジェクト「GO ON」に参加され、意欲的に朝日焼を世界に発信されています。

陶器を焼き上げる登窯は、手前から順に火をいれて窯を温めます。職人の情熱は、登窯の火ように、家族の絆と共に受け継がれ、ひとつの大火へと変わっていくのですね。

元バイヤーの血が騒いだとき。 カメラを忘れて お話を伺ってしまいました。

TEA PLANTATION シートに覆われて、収穫を待つ茶園

収穫期新たな
宇治茶が生まれるとき

小高い山をのぼると見える、一面の段々畑。そのほとんどに黒のシートがかかり、収穫祭がもうすぐであることを実感します。
茶畑に立つと、聞こえてくるのは鳥の鳴き声と風の音だけ。

ここは宇治駅から車で30分ほどの、宇治田原町。
町に茶畑がなじんでいて、「歩いていると茶畑に出会う」。そんな宇治ならではの距離感を味わうことができました。

次はいよいよ収穫祭。

ご協力頂いた皆様 ・株式会社辻利一本店様・宇治市観光協会様・宇治市市民環境部様・京都府茶協同組合様・とどう庵様・まつい豆腐様・時代布小島様・朝日焼窯元様
  • 第1回 今は昔 宇治茶がつなげる人々の想い
  • 第2回 #宇治 地元発信の魅力がいっぱい
  • 第3回 宇治茶をみんなのもとへいよいよ収穫祭

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